第七章15
『守りたいモノ』
森を出た一行は、城郭都市グァラルを目指して平原を進む。
🏹 ズドン!
「お肉、仕留めたノー!」
小さな森のそば。
強烈な音と一緒に、黒鹿の群れが一斉に逃げ出す。
残った一頭の胸には――
太い矢が、一撃。
(ノ´▽`)ノ♪
「お肉、仕留めたノー!」
鹿ではなく、最初から「肉」扱い。
(¬_¬)
「せめて黒鹿って言えシ……」
一方、その後ろでは。
(;´Д`)
滝のような汗。膝はガクガク。
聞こえない声で、レムが小さく呟く。
木陰の休憩
「私には、兄弟がいたんでしょうか」
背負子を下ろし、ようやく休憩。
(;゚Д゚)
自分で話を壊していく。
でも、その雑談から。
これまでは「ここはどこ」「あなたは誰」という警戒の質問ばかり。
知りたいという気持ちで聞いたのは、これが初めてだった。
薄氷の上に
薄紙が、一枚
感じるものと、見たものが一致しない。
(゚∀゚)
評価はものすごく低い。
でも、ゼロではなくなった。
🔥 火花が散る
スバル、火を起こす
(╬¬_¬)
いつもの構図。
小さな火。でも、異国で生きるための新しい一歩。
シュドラクの誰かだった可能性はあるが、この時点では断定できない。
姉妹みたいな二人
「羨ましいです」
怒る。揺さぶる。全然動かない。
(;¬_¬)
でも、離れようとはしない。
心から安心できる関係を、一つも思い出せない。
一つだけ、黙っていられなくなる。
伝えたかったこと
「お前には、お姉さんがいる」
遠くルグニカで、今も妹を案じているはずの姉。
距離のせいか。記憶がなく、相手を思い描けないせいか。
理由は、この時点では分からない。
(╬゚Д゚)
「やっぱり、お前は俺の敵ってことか……!」
その横で、肉を焼く二人は――
それから四日。
一行は、城郭都市グァラルへ到着する。
中身は――『血命の儀』で折った、エルギーナの巨大な角。
帰国の路銀にするための、シュドラクからの贈り物。
彼女たちは重い角を、何も言わず四日間運んでいた。
「守りてーもんを守るために戦えヨ。アタイたちモ、おんなじダ」
離れるのは、逃げることではない。
今度は、三人が同じ方向を向いている。
三人は並んで、グァラルの門をくぐった。
第七章15『守りたいモノ』終了。
第七章15『守りたいモノ』終了。
ホーリィ
クーナ
スバル
レムを背負ったまま、意地だけで歩いていた。
ラム。
ルイが