リゼロを読む
Re:ゼロから始める異世界生活 Web版を、初見の流れを守って、場面ごとに読むための個人用リーダーです。物語の順番を崩さず、その時点で分かることだけを書いています。
オフラインです。端末に保存した話だけ開けます。
第六章90話
1 〜 10
都市プリステラを出て、一行は東へ向かう。目指すのは、誰も踏破できていない砂丘だった。
屋敷の主は、上機嫌で一行を迎えた。その理由を、スバルだけがなんとなく察している。
屋敷の東棟、その地下。一年前から鍵をかけて閉じている部屋へ、スバルたちは降りていく。
出発の準備が進む。屋敷に残していく者たちと、連れていく者に、それぞれ話をつけていく。
出発の朝。八人になった一行の中で、ロズワールが一人ぶんの事情だけを打ち明ける。
退屈な街道で、ユリウスが自分の生い立ちを話しはじめる。誰もが知っている話だ、と言いながら。
砂丘の最寄りの町、ミルーラ。酒場の店主から、砂丘の実態を聞かされる。
アウグリア砂丘へ踏み込む。思ったより穏やかだ、と口にした直後に、砂の下から出てくるものがあった。
一日歩いても、塔との距離が縮まっていない。抜け道は、いちばん危ない時間の中にあった。
監視塔までの砂地を、花畑が埋め尽くしている。刺激せずに抜けるしかない。
11 〜 20
気付けば、少し前の時間に戻されている。だが今回は、自分が何で死んだのかがわからない。
三度目の同じ場面。今度は先に手を打てた。だが、塔はこちらを見ている。
裂け目に呑まれ、ばらばらに放り出される。目を覚ました先は、砂丘の地下だった。
今度は右の道を選ぶ。だが進むほどに、体が重くなり、言葉が刺々しくなっていく。
地下の空洞で、三人が互いを敵と見なしていく。※ 原作者も注意書きを添えた、描写のきつい回です。
戻ってきても、心が戻りきらない。おかしくなっているのが自分だと、わかってしまう。
左の道には、あの化け物が待っている。目がないなら、耳を騙せばいい。
目覚めた場所は竜車の中。全員が無事で、そして塔の上から、あの女が降ってくる。
塔の番人は喋りはじめる。そして銀貨に刻まれた顔は、彼女とは似ても似つかない。
『賢者』の名は、木を植えた男のものだった。そして塔の階層には、七つ目の名前がある。
21 〜 30
四層でレムとパトラッシュに会い、三層へ。真っ白な部屋に、黒い板が浮いている。
白い部屋に浮かぶ黒い板。数も配置も、真上から見下ろせば意味を持つ。
書架に並ぶ本のタイトルは、すべて人の名前。知っている名前を開くと、意識が持っていかれる。
二層への階段が見つからない。番人には、教えられていない決まり事がある。
白い部屋に、剣が一本刺さっている。抜いた瞬間、その正面に人影が立った。
赤毛の男は、二本の箸だけで剣を止める。動かせと言われた条件は、思わぬ形で満たされる。
一人ずつ、あの男を越えなければならない。そして緑部屋のベッドが、一つ空いている。
一人で二層へ戻った騎士の、視点。剣も名前も失った男に、まだ何が残っているのか。
長い階段を、二人で下りる。負けた男が何を抱えているのか、スバルにはわかってしまう。
力ずくでは越えられない。ならば、どんな条件を差し出せばあの男は乗るのか。
31 〜 40
塔の中の暮らしと、一ヶ月という期限。そして夜、通路を白い鳥が横切っていく。
星の見えるバルコニーで、アナスタシアの中身と向き合う。そして問い返される。
隠していたことが、全部こぼれる。そして翌朝、目を開けたスバルは知らない部屋にいる。
菜月・昴、十七歳。最新の記憶はコンビニの帰り道。目の前の少女たちは、彼を知っている。
忘れた側と、忘れられた側。手掛かりは、スバルが倒れていた三層の書庫にある。
異世界の話をしても、誰も驚かない。書庫へ向かうが、今のスバルには文字も読めない。
自分に何が残っているのかを確かめて回る。そして、一本道を折れ間違える。
同じ朝が、もう一度始まる。そして二度目の螺旋階段で、背中に軽い衝撃があった。
痛みだけを覚えて目を覚ます。逃げて、逃げて、逃げた先にいたのは、あの男だった。
三度目の朝。二度死んだと理解したスバルは、塔から逃げ出すことを選ぶ。
41 〜 50
砂の下の暗闇を這い進む。臭いに導かれた先に、一枚の扉が立っている。
ナイフを手に四層へ上がる。そこにあったのは、殺すべき相手ではなかった。
今度は、記憶喪失を隠して振る舞う。『ナツキ・スバル』を演じながら、犯人を探す。
首の痣に、自分の指が重なる。そして左腕の袖をまくると、そこに文字が刻まれていた。
死体を隠し、罪を隠す。それでも彼女は、こちらの頭を胸に抱いて話を聞こうとする。
書架に増えた一冊を、スバル自身が開く。そこにあったのは、彼女の一生と、最期だった。
読んだ記憶が、自分の中に棘として刺さったまま抜けない。腕の中には、まだ本がある。
他人の本心を知る方法が、この書庫にはある。ただし、その本が現れる条件は一つだけ。
隠した死体を片付けに、夜の塔を歩く。石の裏側には、何もなかった。
偽物だと看破される。そして目覚めたとき、部屋の壁は文字で埋め尽くされていた。
51 〜 60
いるはずのない男が四層を歩く。その先で、塔の下層が炎に呑まれていた。
五層の戦いを見下ろしながら、スバルは自分の限界を思い知る。
四層の通路で、スバルは自分に何もできないことを、二度、証明させられる。
消えてなくなろうとしたスバルに、名前を聞く声が届く。
五度目の朝。今度は隠さず、全部を打ち明けるところから始める。
犯行を未然に押さえたあと、スバルはその子を切り捨てない道を探す。
全員に協力を頼んでから動く。そして次の一手を、車座の真ん中に置く。
攻略本を探しにいく道すがら、スバルは騎士を一人だけ呼び止める。
攻略本を開いた先に待っていたのは、レイドの人生ではなかった。
白い世界で、記憶を奪った当人が、答えたくない問いを差し出してくる。
61 〜 70
選べるはずのない選択を迫られたスバルに、届くはずのない声が届く。
白い世界から戻ったスバルを待っていたのは、四人が欠けた書庫だった。
砂丘中の魔獣が塔へ押し寄せる。スバルは手札を数え、配置を組み立てる。
誰かが忘れられている。その名前を、スバルだけが覚えている。
五つの障害が、たったひとつの通路へ一極集中してくる。
同じ場面に戻ったスバルは、今度は最初から手を打ちにいく。
戦えない自分に、戦うための力が芽吹く。その名前の意味を、スバルは知っていた。
赤い光点の正体を知っても、腑に落ちないことが残る。
四百年前に死んだはずの男が、なぜ自由に歩けるのか。その答えが出る。
四百年待った人が、たった二日で終わってしまうのを嫌がっていた。
71 〜 80
何が起きるのかを、先回りして見にいく。数え始めるための一回目。
何度も試し、何度も届かず、そして書架の隅で、ありえない一冊を見つける。
あるはずのない一冊を開く。そこから先は、自分の足跡を辿る旅になる。
同じ顔と向き合って、探していた『何か』が最初からなかったことを知る。
幸せになりたかった少女が、どうして人の人生を食べるようになったのか。
手を差し伸べられずに済む相手が、この世に一人だけいる。
戻ってきたスバルが、まず最初にすることは、みんなを拾い集めることだった。
盤面の角を四つ取られている。それでも勝ちにいく配置を組む。
塔の外で、二層で、屋上で、階段で。四つの戦いが、同時に始まる。
塔の頂で待っていたものは、強大すぎて、そして長く待ちすぎていた。
81 〜 90
見栄を張り続けてきた男が、自分の一番大事なものを一度手放す。
ラムが十年ぶりに枷を外す。その反動は、全部、別の場所へ流れていく。
折れた角のことを、ラムはずっと厄介払いだと思っていた。
エミリアが塔のてっぺんを目指す。手を貸してくれるのは、氷で作った七人だ。
騎士が伝説に挑む。その決着は、どちらも予期しない形で訪れる。
角が折れたのは、この日のためだったのだと、ラムはようやく思う。
雲の下と雲の上で、二つの戦いが同時に終盤へ向かう。
雲上と雲下、二つの戦場が、ひとつの問いかけで繋がる。
四百年、待ち続けた少女のために、最後の延長戦が戦われる。
監視塔の戦いが終わり、そして――第六章、最後の一話。
第七章116話
1 〜 10
プレアデス監視塔。噴煙が晴れたそこに、二人の姿はなかった。
森に呑まれた少女を追う。だが、追いかけっこの相手は、ただ逃げるだけの相手ではなかった。
罠、罠、罠。逃げる少女は、ただ逃げるだけでは終わらなかった。
矢は止まない。使える手札はあまりに貧弱で、それでも選ばなければならない。
狩人と大蛇。どちらが勝っても、追ってくる。逃げ道の先にあったのは、十メートル下を流れる大河だった。
捕虜になった。武器も自由も奪われた場所で、まず知るべきは、ここがどこなのかだった。
捕虜としての数日が始まる。傷の手当てを受けながら、この国の常識を一つずつ知っていく。
陣地での日々は続く。知らないことを一つ知るたび、足下が少しずつ変わっていく。
同じ声、同じ言葉、同じ笑み。だが、知ってしまったあとでは、何もかもが違って見える。
目を覚ましたのは、また別の檻の中だった。そして隣には、見覚えのある覆面の男がいた。
11 〜 20
話を聞いてもらうために、通らなければならない儀式がある。それは、命を賭けた証明だった。
儀式は終わった。だが、目を覚ました先で待っていたのは、望んだはずの結果だった。
三日ぶりに目を覚ましたスバル。待っていたのは、見知らぬ天井と、冷たい目をした少女だった。
焚火の向こう。皇帝を名乗った男を前に、スバルの思考が止まる。
森を出た一行は、城郭都市グァラルを目指して平原を進む。
城郭都市グァラル。帝国で最初の街の門には、厳しい検問が敷かれていた。
前触れもなく『死に戻り』した。死因も、相手も、何ひとつわからないまま。
五度殺されて、ようやく相手の顔が見えた。だが、見えたところで勝ち目はない。
グァラルを逃れ、森へ戻る。三日以上の道のりを逆走してでも、殴りたい相手がいた。
戦う道と、逃げる道。そのどちらでもない三つ目を、レムはスバルに求めた。
21 〜 30
城郭都市を預かる帝国二将。『女好き』と呼ばれる男の、これは敗北の記録。
血を流さずに城郭都市を落とす。スバルが出した答えは、誰も想像しなかった形をしていた。
旅芸人の一座として、正門をくぐる。ナツキ・スバルではなく、ナツミ・シュバルツとして。
無血開城は成った。だが、勝利を確かめる間もなく、帝国最強の一角が現れる。
紅の少女が、あるはずのない場所に立っていた。彼女とアラキアの間には、余人の知らない過去がある。
都市は落ちた。だが敵は数でも質でも上を行く。円卓に、皇帝と紅の女が向かい合う。
勝ち目のない戦いには乗らない。だが、勝ち目があるなら話は別だ。トッドは、都市へ引き返す。
無血開城は、成らなかった。七人が死んでいる。そして、この戦いの勝ち方が示される。
『九神将』を確保した方が勝つ。だが最強の一人には、致命的な問題があった。
族長の座が継がれる。そしてレムは、スバルに一番聞かせたくない言葉を告げる。
31 〜 40
英雄じゃない、と言われた。その言葉に潰されかけたスバルの前に、同じ世界から来た男が立つ。
プリシラが出した条件は、『九神将』を一人味方に付けること。名前が挙がったのは、謀反人だった。
魔都カオスフレームへ発つ。レムはグァラルに残る。――そのはずだった。
魔都への街道を馬車がゆく。検問、『星詠み』、そして床下から出てきたもの。
野営の焚火をはさんで、それぞれが持たざるものの話をする。持たざる皇帝も含めて。
魔都カオスフレーム、到着。紅瑠璃城の広間で待っていたのは、あり得ない先客だった。
偽の皇帝と同席したまま、魔都の主が現れる。狐の尾は、九本あった。
皇帝への宣戦布告。切れる札は、アルが八年前に置いてきた手柄しかない。
壁の穴は塞がり、皇帝は一晩を許した。そして翌朝、鏡の中にいたのは十歳若いスバルだった。
縮んだのは三人。昨日、紅瑠璃城へ上がった三人だった。――そして正午、出頭の呼び出し。
41 〜 50
湯呑みを持った老人が、いつの間にか部屋にいた。――話を『しに』きたのではなく、『聞きに』きた。
戻った先は、猛獣と同じ檻の中。相手の手札を開くという、交渉と真逆の戦法しかない。
かくれんぼ、三回勝負。一回目は十秒で終わった。――そして、死なないはずのルールの下で。
死んだ覚えのないまま、同じ朝へ。――そして、記憶から名前が一つ、抜け落ちかける。
宿を囲む百人は、武器も鎧も持たない市民だった。射抜いても倒れず、片目に炎を宿して立ち上がる。
魔都の全員がヨルナの力を分けられている。――確かめる方法は、誰かを傷付けることだった。
血の染みが広がっていく。動かせない支柱。――そして、あってはならない力が目を覚ます。
有角人種はタンザを取り返しに来ていた。――そして、隠し続けた秘密が口から出る。
追われる子ども二人。荷車の脇に立っていた青年は、何も聞かずに相談に乗ると言った。
見晴らしがよくて、奈落。――どちらかが嘘なら、嘘をついているのは奈落の方だ。
51 〜 60
城の屋根の上で、告げ口と要求と提案が交わされる。――そして、踵の一撃が天守閣を割った。
爆発が空を染める。――そして、繰り返される赤の中で、スバルは決定的な違和に気付く。
痛い、赤い、怖い、どうして、死。――終わらない十秒間の先へ、幼いスバルが手を伸ばす。
泣きやんだ先に、決着と交渉があった。――そして、黒い影が城を呑み込む。
同じ声が重なって号令をかける。――そして皇帝が下した判断は、都市の放棄だった。
都市を捨てろと皇帝は言う。魔都の主は拒む。――そして、密林の狩人に隠していた名が突き付けられる。
逃げるのが賢い、と怪老は言う。――だが、立ち上がった少年が求めたのは「権能」だった。
影には意思がある、と皇帝は言う。――そして、魔都の主が守っていたものの正体が告げられる。
三年前の夜、魂の姉妹が遺した天命。――そして今、タリッタは矢をつがえ、狙いを定める。
魔都は消え、少女は散った。――そして、黒い水から這い上がった手を、誰かが掴む。
同じ頃、城郭都市グァラル。レムは足場を探し、プリシラは空を見上げていた。
空から岩が降る。飛竜の群れが城壁を跨ぐ。――そして、通りに小さな影が降り立った。
『飛竜将』が通りに立つ。剣は落ち、少年の両目が燃え――そして、雪が降る。
銀と紅が並んで舞う。――そして、雲上から『龍』が咆哮した。
「僕を、治し切ってはダメだ」――その一言が、レムに交渉のカードを握らせる。
竜の牙は誰の形見か。――そして、目を開けた青い瞳が、仇の名を口にする。
61 〜 70
目を覚ました先は湖に囲まれた島。そして枕元で笑っていたのは、青い髪の少年だった。
公平で、公正で、偏りのない。――その秩序が課してきたのは、剣闘獣との試験だった。
四人一組、剣は二本、獣は一頭。――そして、開始の合図は総督のものではなかった。
縮んだのは体と、頭の中身。――だが、それは『神童』だった頃へ戻ることでもあった。
生き延びた祝いは骨付き肉の山。――だが、剣奴たちが口を揃えて忠告してきたのは。
跳ね橋を渡ってきたのは、ヒアインを囮にして逃げた仲間たちだった。
仕切り直しの手段さえあれば、完全無欠だった。――そして、外の噂が島に届く。
総督の執務室で、スバルは島の秩序そのものに賭けを仕掛ける。
跳ね橋が下りる。渡ってきた馬車の屋根の上に立っていたのは――。
三十分足らずのやり直し。この一周で、たった一個だけ掴み取る。
71 〜 80
総督の執務室に忍び込む。帝都からの使者が、何を持ってきたのかを知るために。
呪具は手に入った。だが、トッドの用意した反撃は、島そのものを敵に変える。
全身の刺青は、近付いてはいけない危険の証。――そして彼は、前に出た。
何度死んでも届かない。――そして、正直なだけの男が選択を迫られる。
ナツキ・スバルの権能だけじゃ、足りない。――だから、名前を呼んだ。
帝都の屋敷。軟禁されたレムは車椅子の女性と出会い、フロップは偽皇帝と向き合う。
城郭都市グァラル。傷跡の残る街で、待ち人を迎える準備が整いつつあった。
都市庁舎の大広間。ようやく顔を合わせた者たちの間に、剣呑な空気が満ちていく。
母上、と呼ばれた女。そして、噂の『黒髪の皇太子』が誰なのか。
各地で上がる火の手。そして、母と娘を隔てていたものの正体が明かされる。
81 〜 90
帝国北西部。ロズワールとラムは、旧友である上級伯の館を訪ねていた。
『ナツミ・シュバルツ』の名が届いた瞬間、ラムは杖を抜いた。
帝国全土に火の手が広がる。反乱を潰して回る二人の目に、それはどう映るのか。
帝都の玉座の間。そして、誰にも聞かれない一室で交わされる本当の会話。
帝都の屋敷。囚われの二人が言葉を交わし、そして決戦の予感が届く。
帝都ルプガナ、星型の城壁。その五つの頂点に、五人の怪物が立つ。
水晶宮の玉座と、星型城壁の頂点。二つの戦いが同時に進む。
帝都へ向かうと決めるまで。エミリアたちが数日前に交わした、ひとつの談判。
三十二体の『虫』を取り込んだ男。その名は、一族の中でも怪物と呼ばれた。
反乱軍の本陣。そして、戦場のすべての声に耳を開く男がいる。
91 〜 100
金色の獣が戦場を走る。届けるのは、集められた情報が形にした一本の指示。
戦場に雪が降る。そして、それぞれの頂点で因縁が再び火を噴く。
第三頂点。押し寄せるのは、顔も声も持たない石の人形の大軍だった。
後方の陣幕で待つ者たち。そして、戦場で交わされる「何のために戦うのか」。
龍が空に降りた瞬間、五つの頂点のすべてで戦況が動く。
水晶宮が輝く。その一撃を止めるために、飛び出した二人がいた。
盤面が動く。西の空から、そして西の丘陵から、二つの予備戦力が姿を現す。
帝国では顧みられなかった陽魔法。その運用に、たった一つだけ例外があった。
雄叫びが、失われた技術を蘇らせる。そして龍は、地上へ舞い降りた。
凍てつく戦場、鋼人の城壁、そして老獪な影。三つの頂点で局面が変わる。
101 〜 110
灼熱と化した第一頂点。そこにいるのは、母と娘と、母を持たなかった娘だった。
戦場の『血管』を断ちにきた男と、断たれまいとする三人。
囚われの屋敷を抜け出したレムは、地下に繋がれた男を見つける。
本陣に現れた『星詠み』。そして凍てついた頂点では、青き雷光が龍と踊る。
シノビとの死闘、崩れる城壁、そして玉座の間へ辿り着いた者がいる。
閉ざされた玉座の間。そこで、二人の皇帝が向かい合っていた。
溝に嵌まった車輪を抜いた日から、その男の役目は始まっていた。
死者が舞い戻る。予告された『大災』が、帝都を呑み込み始める。
死者が起き上がる。壊れゆく帝都に、皇帝が素顔を晒す。
第七章、最終話。屋敷の中庭に、生気のない顔をした者たちが現れる。
見つかりませんでした。